自分では上手く話しているつもりなのに、話題が途切れてしまうことがあります。相手の反応が悪かったり、すぐに沈黙したりといったことですね。この原因の多くは、間違った話し方をしていることにあります。
正しい話し方を身に付けることで、周りの人を楽しませることができますし、会話が止まってしまうことはありません。なので、少しでも会話力を上達させるためにも、正しい話し方を身に付けるようにしてください。
ここでは、周りの人を惹きつけるための話し方を紹介します。
人を惹きつける話し方のコツ
一方的に話さない
話ベタな人の典型として、自分が話しすぎるということがあります。相手の話す間を与えずに、自分の言いたいことを延々と話してしまうタイプですね。これだと、相手は退屈してしまうので、楽しくありません。また、絶えず話が続くので、内容を理解することが難しくなるわけです。
そんな状態で会話を弾ませることは難しいので、少し間を開けるようにしましょう。適切な間があることで、相手が話すタイミングを与えることができます。会話は双方向なものですから、お互いにキャッチボールが成立しないといけません。
相手の話す間を与えても返答が無い場合には、その話に興味が無いということになります。そういった場合には、別の話題に変えることで相手の興味を探ることができますね。常に相手を意識して会話を進める必要があるので、自分本位で話すのは止めましょう。
自分の感想や意見を話す
起こった事実をそのまま話すだけでは、相手は興味を示してくれません。たとえば、「昨日はスゴイ雨だったね」と言っても、「そうですね」としか返ってこないわけです。会話のキッカケとしては十分かもしれませんが、これで話を弾ませることは難しいでしょう。
なので、事実に対して自分の感想や意見を伝えるようにしてください。「昨日はスゴイ雨だったね。ズブ濡れになったから、風邪気味だよ」と言うことで、自分の感想を伝えることができますよね。新しい話題に繋げることができますから、会話を広げられるわけです。
軽いストーリーを交えて話すことができれば、相手を惹きつける話し方ができるようになるでしょう。
聞き上手になる
相手の話に興味を向けて、積極的に聞くようにしてください。人は誰でも、自分の話を熱心に聞いてくれる人に好感を持ちます。だから、相手の話に興味や関心を向ける必要があるわけです。聞き上手になるには、アクティブリスニングを身に付けるのが効果的ですね。
色々なリアクションを取りながら、相手の話を聞いていることをアピールします。「あなたの話は面白いですよ」というメッセージを伝えながら聞くので、相手は楽しくなってドンドン話し続けてくれるわけです。
頷きや相槌、オウム返しなどを多用しながら、相手の気持ちを乗せるようにしてください。そうすれば、喜んで話してもらえるようになるので、会話を弾ませることができるはずです。
聞きながら考える
積極的に話を聞いていても、それだけで終わってはいけません。相手の話を聞きながら、どのように会話を展開するべきかを考えるわけです。そうすることで、会話を途切れさせることなく続けることができるようになります。
アクティブリスニングを行っていれば、自分が話さなくても間を持たせることができます。その間に話題を考えるようにして、会話を広げるようにしましょう。そうすることで、リズムよく会話を展開することができるようになるはずです。
話し上手な人の真似をする
自分の周りに、話し上手な人が何人かいると思います。そういった人を観察して、良い所は積極的に真似するようにしましょう。そうすれば、少しずつ会話を上達させることができるはずです。最初は完璧な真似で構いません。慣れてくると、自分なりの言葉で話すことができるでしょう。
以上、周りを惹きつける話し方を身に付ける秘訣を紹介しました。これらを知っていれば、会話の内容が大きく変わるはずです。上手く話すことができるように、しっかりと身に付けられるようにしてください。