早口が癖になっている人は、意外と多いと思います。あるデータによると、日本人の3割程度は、早口で話す傾向にあるようです。なので、自分では気が付かないうちに、早口になっている人もいるかもしれませんね。
話すのが早すぎると、聞き取りにくくなる場合があります。また、余裕が無かったり、神経質な印象を与えてしまうので、自分のイメージも良くないですね。ゆっくりと話した方が、堂々として信頼しやすい雰囲気となります。
なので、ゆっくり話すことができるように、日頃から意識をしてみてください。
目次
早口になってしまう原因
緊張している
大勢の前で話すときなどは、緊張して早口になる人が多いです。これは、頭の回転の早さに、話すスピードが追いついてしまっているからです。脳の思考スピードは早いので、話すよりも10倍程度の早さがあります。
普通なら頭で整理してから話すのですが、緊張していると整理しないまま話してしまうわけです。なので、思考の早さに引きずられてしまって、早口になってしまいます。ですから、人前で話すときには、特に意識をした方が良いでしょう。
呼吸が浅くなっている
普段から呼吸が浅い人は、少ない酸素量で会話しているということです。なので、限られた酸素で話そうとしてしまうため、早口になってしまうことがあります。呼吸が浅すぎると、息が続かないからですね。
なので、深く呼吸をする習慣を付けることで、ゆったりと話せるようになります。酸素量が十分にありますから、早く話さなくても良いわけです。ですから、話す前に一度深呼吸をしてみても良いでしょう。
間が無い
文章ごとの間が取れていないと、早口な印象を与えてしまいます。話す速度が遅かったとしても、十分な間が無ければ休む暇がないからですね。聞き手も話の内容を整理できないために、うんざりしてしまうかもしれません。
会話はキャッチボールですから、相手にも話す機会を与えるようにしましょう。十分な間を空けることで、双方向のコミュニケーションが取れるようになります。話が一段落ついたときに、相手に質問をしても良いかもしれません。話の間は重要ですから、意識しておいてください。
早口を治すための4つの方法
頷きながら話す
話をしながら、ゆっくりと頷いてみてください。首を振りながら話すのは難しいので、早口になるのを抑えることができます。また、十分な間を空けることもできますから、自然と聞き取りやすい速度になるはずです。
腹式呼吸を意識する
腹式呼吸を意識すると、大量の空気を体内に取り込むことができます。先述したように、呼吸が浅いと早口になりやすいですが、腹式呼吸だとゆっくりと話すことができるはずです。また、大きく息を吸い込むことで、適度な話の間を作ることもできます。
口を大きく開ける
話すときに意識的に口を大きく開けることで、早口を防ぐことができます。物理的に考えても、口を大きく開けて早く話すのは難しいです。こうすると、滑舌も良くなる傾向にあるので、圧倒的に聞き取りやすくなりますね。
また、小声で話すクセがある人も、口を開けることを意識すれば自然と声が大きくなります。声が小さいと自信のない印象となりますから、口を開ける大きさも考えるようにしてください。
句読点を意識する
文章を書くときには、句読点を意識しますよね。実は、話すときにも、句読点の意識は大切です。自分の話をしながら、「、」や「。」を意識すれば早口になることはありません。文章の間ができるので、聞き取りやすい速度で話すことができるわけです。
句読点の感覚が無い人は、ダラダラと一定の速度で話してしまいます。それだと、非常に聞き取りにくくなってしまうので、注意しましょう。
以上、早口を直すための方法を紹介しました。どれだけ素晴らしい内容を話していても、早口だと理解度が大きく下がってしまいます。ゆっくり話した方が堂々とした印象を与えられますから、日頃から意識をしておいてください。