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トランプ氏、習氏TikTok合意承認

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ドナルド・トランプ前大統領は、習近平国家主席との電話会談で、TikTokの米国事業に関する合意に達したと発表しました。この電話会談は金曜に行われ、トランプ氏は「生産的」であり、習主席の合意に「感謝している」と自身のTruth Socialに投稿しています。

合意の内容は、TikTokの米国事業が米国の投資家グループに売却されるというものと報じられています。具体的な投資家グループについては、オラクルを含む複数の米国企業と伝えられており、ByteDanceからアルゴリズム技術の使用許諾を得ることで、TikTokが米国で引き続き運営を続けられる見込みです。

トランプ氏は、この合意によってTikTokが米国で存続できる一方、中国側は市場ルールに基づいた商業交渉を歓迎し、中国の法律・規制と利益のバランスに沿った解決策を求めていると中国の公式通信社、新華社が報じています。新華社はさらに、米国に対して中国企業の投資に対し、公平で差別のないビジネス環境を提供するよう希望を表明しました。

トランプ氏は以前、TikTokの米国事業の売却を命じていましたが、禁止措置の発動を何度も延期していました。今回の合意は、国家安全保障上の懸念を背景に、TikTokの米国ユーザーデータへのアクセスが問題視されていたことへの対応と見られます。

しかし、この合意に対しては、米国の多くの議員から懸念の声が上がっています。特に、ByteDanceと中国共産党との関係について、懸念が払拭されていないのです。共和党のジョン・ムーレナール下院議員は、新たなTikTokがByteDanceのアルゴリズムに依存し続けることで、中国共産党による支配や影響が続く可能性があると指摘しています。

トランプ氏と習主席は、この電話会談で貿易問題についても前進があったと述べており、10月末に韓国で開催されるAPEC首脳会議で会談し、トランプ氏は来年初めに中国を訪問すると発表しました。習主席も適切な時期に米国を訪問する予定とのことです。今回の合意は、両国間の緊張関係が続くなか、一つの妥協点を見出したと言える一方、懸念材料も残されています。

Source: Trump says Xi approves of TikTok deal as leaders plan South Korea meeting

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