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AIで描くランボー前日譚

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シルベスター・スタローンが、自身が生み出した伝説的キャラクター、ランボーを再び演じることを提案していたことが明らかになりました。40年もの時を経て、スタローンは新たなランボー作品への出演を熱望。しかし、それは従来の続編ではなく、なんと18歳の若き日のランボーを描く、前日譚だったのです。

「ビンジワーシー」ポッドキャストでの発言によると、スタローンはAI技術を用いて若返った自身の姿を、18歳のジョン・ランボーとしてスクリーンに映し出すことを提案したとのこと。この大胆なアイデアに対し、周囲からは「気が狂っている」とさえ言われたそうです。「AI技術はサイゴンでの18歳のランボーの姿を再現するほど洗練されている。それほど無理な話ではない」とスタローンは反論しました。

しかし、最終的にこのランボー前日譚作品では、ノア・センティネオがランボー役を務めることが決定しました。スタローン自身も、2000年の「ゲット・カーター」のリメイク作品で主演を務めた際、オリジナル作品のイメージを覆す難しさを感じた経験に触れ、「(センティネオが)素晴らしい演技をするとしても、オリジナル版の影を払拭するのは非常に難しい。常にその先入観と闘うことになるだろう」と、後輩俳優へのエールと同時に、その困難さを語っています。

実はスタローンは2022年にもハリウッド・リポーター誌のインタビューで、このランボー前日譚プロジェクトについて言及していました。彼は、ベトナム戦争における若きランボーの葛藤を、ケン・バーンズ監督のドキュメンタリーのような手法で描く構想を語っていた一方、最終的には「自分がランボー役を後進に託す現代劇」という方向に傾いていると明かしていました。

こうして、スタローンのランボーは、AI技術を駆使した若返り計画から、新たな俳優へのバトンタッチへと、その物語は新たな局面を迎えることとなりました。 スタローン自身の言葉からも、伝説的キャラクターへの強い愛着と、後進への期待、そしてオリジナル作品への敬意が感じられます。

Source: Sylvester Stallone Wanted to Use AI to Star in a ‘Rambo’ Prequel

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