ジョン・ステュアートの「デイリー・ショー」で、ABCが一時放送を中断したジミー・キンメル司会「ジミー・キンメル・ライブ!」の復活が祝われました。ステュアートは、キンメルの復帰を「アドビルが飛び跳ねるほどだ!」とユーモラスに表現しました。
視聴者がHulu解約を装い「Only Murders in the Building」を視聴するキャンペーンを展開したと冗談めかして述べ、キンメルの番組中断理由について、トランプ政権からの圧力とは無関係だと主張しました。フォックスニュースのキャスターも同調しており、「トランプ氏がキンメルの発言に反対したから番組が中断されたわけではない」とコメントしていました。
ステュアートは、テレビでトランプ氏を批判する人が少ない現状を皮肉り、「もしテレビに出ている全員が自分を批判していたら、自分が問題なのかもしれない」と自問自答する場面も見られました。
ディズニーとABCは、9月17日に放送中断した「ジミー・キンメル・ライブ!」を21日に再開すると発表しました。声明では、番組の一部コメントが「時期尚早で無神経だった」として制作中断を決めたものの、キンメル氏との話し合いの後、再開を決定したと説明しています。
中断のきっかけとなったのは、保守活動家チャーリー・カーク氏の死去に関するキンメルの発言でした。 Nexstar MediaとSinclairという2大テレビ局が、番組の差し替えを表明した直後、FCC委員長ブレンダン・カー氏が放送局に対しキンメル氏への対応を促したことが背景にあります。しかし、Sinclairは21日以降も番組の差し替えを継続し、交渉は続いていると発表しています。キンメルの復帰はディズニーCEOのボブ・アイガー氏とディズニーエンターテインメント共同議長のダナ・ウォルデン氏の承認を得て実現したものの、謝罪を求められたかどうかなど、詳細は不明なままです。



