説得力のある話し方を身に付けるための秘訣

9jo13

プレゼンや会議などで話すときには、説得力のある話し方をする必要があります。話の内容がしっかりしていることはもちろんですが、伝え方にも気を付けなくてはいけません。特に、リーダーやマネージャーなどの管理職に就いている人は、チームの統率を取るために説得力のある話し方を身に付けるようにしてください。

また、結婚式のスピーチや忘年会の司会などを頼まれることもあるかもしれません。そういった時に、説得力のある話し方ができれば、周りの人から一目置かれることになります。社会人としては必要な能力だといえるので、覚えておきましょう。

ここでは、説得力のある話し方を身に付ける秘訣を紹介します。

エピソードや体験談を交えて話す

時として、聞き手に興味の無い話をしなくてはいけないことがあります。たとえば、朝礼での挨拶や結婚式でのスピーチなどですね。こういった話は形式的なものなので、ほとんどの人は興味を持ってくれません。

聞き手からすると苦痛な時間ですが、話す側としても聞いてもらえなければ辛い時間となってしまいます。こういった場合でも、興味を持って聞いてもらう方法があります。それは、具体的なエピソードや体験談を交えて話すということです。

自分の経験に基づいて話すことができれば、非常にリアリティのある内容となるので興味を持たれやすくなります。

「諦めなければ、いつか結果はついてきます。私は中学時代に、サッカー部に所属しておりました。レギュラーにはなれずにずっとベンチだったのですが、諦めないで練習していたところ3年の最後の試合でスタメンに選ばれることができました。」

こういったエピソードがあると、感情移入しやすいので説得力が高まります。具体的にイメージできるように話すことで、聞き手が疑似体験できるからですね。「諦めなければ、いつか結果はついてきます。」とだけ言っても、多くの場合で聞いてもらうことは出来ないでしょう。

なので、周りの人の関心を集めるために、面白いエピソードや体験談を用意しておいてください。それだけで、説得力の高い話し方が出来るはずです。

賛成することを前提として話す

人の意思は曖昧なものなので、ちょっとしたことで考えがコロコロ変わってしまいます。何かを決定するときにも、「なんとなく賛成」という気持ちで決めていることが多いです。基本的には、その場の雰囲気に流されているわけですね。

そういった意思の弱い人を説得するためには、「賛成を前提として話す」ということが有効となります。相手の意思が決まったかのようにして話を進めることで、悩んでいる人の背中を押すことができるということです。

具体的には、以下のような前置きを入れて話します。

反対者はいないと思いますが、・・・。
契約後の流れについてですが、・・・。

このように話を進めることで、断りづらい雰囲気を出すことができます。明確に反対意見を持っている人には通じませんが、どちらでも良いという中立の意見の人であれば引き込むことができるでしょう。

また、プライベートの会話でも、この手法は活用できます。

ご飯に行くとしたら、何を食べたい?
映画館と水族館だったら、どっちが良い?

女性をデートに誘う時などは、こういった言い方をすれば断られにくいでしょう。ちょっとしたテクニックですが、知っておくと得をするはずです。

「えーと」や「あのー」などの口癖を止める

話すときに、「えー」や「あのー」といった口癖がある人は多いですよね。話す内容を考えているときや間を埋めるときに、この口癖が出やすいようです。しかし、これが多すぎてしまうと、聞いている方は非常に苦痛となります。

「えー、弊社の強みはですね。あのー、他社よりも品質が高いことです。」

話の内容を聞き取りにくくなりますし、要領の悪さが際立ってしまうわけです。だから、あまり説得力があるとは思われにくいですね。自信が無さそうに見えてしまうために、信頼を勝ち取ることも難しくなります。

なので、意識的に口癖を止めるようにしましょう。それだと、沈黙になってしまうと恐れる人もいるかもしれませんが、少し間があったほうが話を聞きやすくなります。

「・・・。弊社の強みはですね。・・・。他社よりも品質が高いことです。」

会話に適度な間があると、聞き手は話の内容を整理することができます。また、余裕をもって話すことで、自信があるようにも見えるので説得力が高くなるわけです。ですから、日頃から口癖になっている人は、気を付けるようにしてください。

相手にとって不利な情報は説明しない

人間は利害関係を重要視するので、誰かを説得するには相手のメリットを提示しないといけません。そうすることで、相手は気持ち良く条件を飲んでくれるわけですね。これが、理想的な交渉方法だといえます。

交渉においては両者にメリットがある形で終わる必要があります。なので、どちらか一方が損をしたり、不快な思いをするのはダメだということです。

引用:交渉を有利に進めるためには人間関係が重要!

しかし、現実社会では、両社にメリットがある条件は少ないのが現状です。なので、明らかに相手が不利な条件で、説得をしなければならない状況もあります。そういった時には、正攻法で話し合いをしても、絶対に相手は条件を飲んでくれません。

上司と部下などの上下関係がハッキリしているなら無理な条件でも通すことができますが、同じ立場同士であれば不可能なはずです。

なので、相手を説得するためには、相手に不利な条件を説明しないという方法があります。詳しい説明なしに「○○してください」と言うと、すんなりと承諾してくれる場合は多いです。聞かれたら説明する必要がありますが、聞かれていないならスルーすることも大切ですね。

ただ、金銭の絡む契約事の場合だと、不実告知で違法になるので注意してください。この方法は、あくまでも個人間のお願い事で通用することですから覚えておくようにしましょう。少しグレーな方法ですが、説得方法として知っておいても良いかもしれません。

正しい姿勢で話す

人と話すときに、猫背になっていたり、体が曲がっている人がいます。このように、悪い姿勢で会話すると、自信が無いような印象となります。そんな状態で会話をしても、他人を説得することは難しいといえます。なので、背筋を伸ばして胸を張るようにしてください。

背筋が曲がっていると、それだけで自信が無さそうに見えてしまいます。また、背筋を反って胸を張りすぎると、偉そうな印象になります。なので、背骨を真っ直ぐに伸ばして、重心を真ん中に持っていくようにしましょう。

引用:好印象を与えるための表情・仕草とは?

堂々とゆっくりとしたスピードで話せば、それだけで信用できそうな印象となります。見た目の印象も非常に大切ですから、誰かを説得したいなら姿勢にも注目してください。

以上、説得力のある話し方をする秘訣を紹介しました。社会人になると、商談や営業などで誰かを説得する機会が増えます。また、管理職としてチームを持つ人でも、説得力のある話し方は必要となります。社会人にとって重要な能力ですから、しっかりと身に付けられるようにしましょう。

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